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糖尿病の食事療法 「朝からダル~い。なんだか疲れている・・」それ朝食が解決します!【管理栄養士からのアドバイス10】
朝からダル~い。寝ても疲れが取れていない・・。それ、朝食が原因かもしれません。 ここでは、朝食と「モーニングブルー」との関係についてお伝えします。
朝食とモーニングブルーの関係
「モーニングブルー」て何?
「モーニングブルー」とは「朝起きた瞬間から疲労感があること。」と言われています。
1日の消費エネルギーを決めるのも、体温を上げるのも、その日の夜の睡眠の質を高めるのも「朝食」が大切とお伝えしてきました。とりわけ、「朝食のたんぱく質」が重要なのです。
朝食はコーヒーとトーストだけ。バナナだけ。おにぎりだけ。菓子パンだけ・・手軽に摂れる「炭水化物のみ」になっていませんか?
朝食を摂ることは
- 体温を上げて免疫細胞を活性化させ、病気と戦う。
- 夜食の4倍の熱量を発生させ、代謝を大きく上げる。
- 集中力がアップし、仕事の効率も暗記力も上がる。
- 体内時計がリセットされ睡眠リズムが整う。
とても大切な働きがあります。
意識してたんぱく質をプラス!
ご飯派の場合、豆腐や納豆、魚、卵などを。パン派の場合、卵や乳製品を添えましょう。
朝のたんぱく質とモーニングブルーの関係
朝食のたんぱく質が重要
特に朝食で摂るたんぱく質が重要な役割を果たします。たんぱく質は、摂取したカロリーのうちの30%が熱に変わると言われており、効率よく代謝を発生させます。ちなみに糖質の場合は6%、脂質の場合は4%。たんぱく質がとても効率よいと想像できますね。
そして私たちは寝ている間にも筋肉や臓器の機能を維持するためにたんぱく質(アミノ酸)を必要とするため、体内で不足した状態になります。朝食でたんぱく質を摂らなかったら・・・?昼食を摂るまでに足りない分のアミノ酸を、筋肉から分解して補うといわれています。それにより筋肉量が低下してしまう原因に繋がります。
朝食にたんぱく質をきちんと摂って今日も朝から元気な身体に!もちろん血糖コントロールのためにも朝食は摂りましょう。
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管理栄養士 腎臓病療養指導士
大都 宏子(だいと ひろこ)
私はここに来るまでの20年。多くの在宅で生活習慣病の療養をされている方に出会ってきました。病院とは異なり、自宅で食事療法に取り組まれる方の悩みや不安は千差万別。自分なりに取り組むもなかなか改善できない。何からすれば良いのかわからない、気づけば重症化していた・・・悩みは出会った人の数だけあったように思います。 ここでは、少しでもみなさんの不安や悩み解決の糸口になるような情報を発信していきたいと思います。