roomマイコーチの部屋【管理栄養士からのアドバイス】
「バランスの良い食事」に含まれる5大栄養素とは?
バランスの良い食事とは
「五大栄養素」のバランスが整った食事のこと
「炭水化物・たんぱく質・脂質、ビタミン、ミネラルの五大栄養素のバランスが整った食事」がバランスの良い食事と言えます。 これらは年齢や体格、活動量によって理想の摂取量は異なってきます。 まずは、それぞれの栄養素について知っていきましょう。
三大栄養素を知ろう
炭水化物、たんぱく質、脂質の三大栄養素
エネルギーのもととなる、炭水化物・たんぱく質・脂質を三大栄養素と呼びます。
炭水化物:主にブドウ糖となりエネルギーの素となる栄養素です。
たんぱく質:筋肉や内臓、髪の毛や爪など身体を作る重要な栄養素です。
脂質:エネルギーとなり、ホルモン、細胞などを作る材料となる栄養素です。
この三大栄養素は身体にとってはとても重要です。
理想的な三大栄養のバランスは、1日の摂取エネルギー量の50〜60%を炭水化物で、たんぱく質は体重1kgあたり1.0〜1.2g、そして残りのエネルギー量を脂質からとるのがよいとされています。炭水化物が少なすぎても、たんぱく質が多すぎても、脂質が多すぎても少なすぎても身体にとっては不都合なのです。このバランスが崩れると脂質異常症、慢性腎臓病、骨粗しょう症、動脈硬化などの病気が進みやすくなってしまいます。
ミネラル、ビタミンを知ろう
ミネラル、ビタミンの正体
ミネラルという言葉を聞いたことがあるかと思います。ミネラルの正体は、岩や土に含まれる「無機質」と呼ばれるもので、たくさんあるミネラルのうち身体に必要なミネラルは16種類です。カルシウムやマグネシウムは骨や歯の材料となります。身体の働きを正常に保つためにはナトリウム、カリウム、鉄、亜鉛などが必要です。そして摂取した三大栄養素を効率よく利用するためにビタミンが必要になります。
身体を作り、調子を整えるには、三大栄養素だけでなくこれらのミネラルやビタミンを摂る必要があります。炭水化物、たんぱく質、脂質の三大栄養素に、ビタミン、ミネラルを加え五大栄養素と呼ばれています。
少なすぎても多すぎても不都合。私たちは日々その微妙な調整をしながら生命を維持しているのです。
人それぞれ、適正な栄養バランスの具合は違う
年齢や体格によって異なります
これらの栄養素の理想の摂取量は、「年齢」「体格」「活動量」によって異なります。 それぞれの人にあった適切な栄養バランスの食事を摂ることが大事です。【関連記事】
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生活習慣病を改善したい方、気になっている方
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管理栄養士 腎臓病療養指導士
大都 宏子(だいと ひろこ)
私はここに来るまでの20年。多くの在宅で生活習慣病の療養をされている方に出会ってきました。病院とは異なり、自宅で食事療法に取り組まれる方の悩みや不安は千差万別。自分なりに取り組むもなかなか改善できない。何からすれば良いのかわからない、気づけば重症化していた・・・悩みは出会った人の数だけあったように思います。 ここでは、少しでもみなさんの不安や悩み解決の糸口になるような情報を発信していきたいと思います。