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朝食が1日の消費エネルギーを決める!~体内時計の話~
時間がないし。食欲ないし。食べる習慣ないし「朝食食べない」 それ、放置していてはいけません! 朝食が1日の消費エネルギーを決めます。 ここでは、朝食と体内時計との関係についてお伝えします。
体内時計と消費エネルギーの関係
体内時計というコトバをご存知ですか?
「体内時計」とは、体内の時間軸を調整するシステムと言われています。
体内時計は、1日24.5時間の周期で動いており、これを1日24時間の周期に合わせるために、光と食事の刺激で体内時計を日々リセットしています。
脳にある主時計は、目(網膜)を通して入ってきた朝の光を受けて「朝になった」と認識し、リセットされて時計が進み始めます。が、臓器などにある副時計は、明暗に関係なく朝食によって動き出すと言われています。朝になって頭は起きて活動し始めるのに、朝食を食べずにいると、臓器はまだ活動し始めない状態になります。
こうやって体内時計にズレが生じると、体内の細胞がうまく活性化しなくなり、睡眠障害、うつ病、肥満、糖尿病や、免疫・アレルギー疾患などの体調不良や病気を招くことに繋がると言われています。
バランスのとれた朝食を摂ることで集中力がアップ!仕事の効率も上がります!
日によって朝食時間がまちまちなのも、体内時計が乱れます。
休日に朝・昼兼用と朝食抜きをすると、週明けの体調やキモチが崩れる原因になります。
体内時計を整えるには?
体内時計をリセットしやすくするには朝起きてすぐに食べることが重要で、朝食は起床後2時間以内に摂ることを奨められています。そして朝食の中身も重要です。何を食べてもいいということではありません。「バランスのとれた朝食」を食べた人は暗算力が上がっていたという研究結果もあります。おにぎりや菓子パンだけではなく、卵や牛乳・乳製品、野菜や果物などを組み合わせましょう。
朝食抜きは・・・
朝食を抜くと、食べている人に比べてなんと5倍も太りやすいと言われ、朝食で発する熱量は夜食の4倍大きいとも言われています。そう、朝食は大きく代謝を上げることができるのです!そのため、朝食抜きは消費エネルギーが減って体重増加につながると言われています。朝食を抜いて摂取エネルギーを減らすより、きちんと食べて体内時計を整え、消費エネルギーを増やした方が太りにくくなりますよ。もちろん血糖コントロールのためにも朝食は摂りましょう。
☆糖尿病の治療は、日々のコントロールが重要です。ぜひお気軽にご相談ください☆
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管理栄養士 腎臓病療養指導士
大都 宏子(だいと ひろこ)
私はここに来るまでの20年。多くの在宅で生活習慣病の療養をされている方に出会ってきました。病院とは異なり、自宅で食事療法に取り組まれる方の悩みや不安は千差万別。自分なりに取り組むもなかなか改善できない。何からすれば良いのかわからない、気づけば重症化していた・・・悩みは出会った人の数だけあったように思います。 ここでは、少しでもみなさんの不安や悩み解決の糸口になるような情報を発信していきたいと思います。